こんにちは、志野です。
新型コロナウイルス感染症が拡大しはじめてマスクが手に入りにくくなった頃、御杖村で手作りされたマスクがご縁でつながったご夫婦に、一度うちの御杖村の勉強においでとお誘いいただいたので行ってきました。
人口1500人弱の村で農林業を中心に、仕事は名張市など三重県の方に働きに行く方が多いとお聞きしました。
今年の小学校と中学校の新入生はそれぞれ2人と言う事で、おじさんは本当に若者が居なくなったと頭を抱えておられました。
最初に集中豪雨で山なだれが起きた場所に案内していただきました。土砂や岩、流木を撤去して砂防ダムを作ったが数年後に長雨で砂防ダムも土砂でいっぱいになり、流木が下の町まで流れていき、橋を流してしまった話を聞きました。
それでも最初の山なだれで得た事を実践して予防につなげたから橋が落ちただけて済んだと言う話でした。
次は簡易水道の施設や原水の見学です。飲み水の原水には困らないが大雨で水源が濁ると大変だと言うことでした。
別荘地も見せていただきました。すごく見晴らしの良い別荘地に感動しましたが、ここにも高齢化の影響がありました。
オーナーさんが80歳を超えてもう車の運転をして来れなくなった別荘がたくさんあり、手を入れないから傷みが激しくなってきているとのことでした。
志野さん、樹齢30年以上の立派な木2000本あるけどいらん?と急に言われた時はビックリしました‼️。急ぎではありませんが買い手を探しているそうです。
農産物の6次産業の加工場ものぞかせていただきました。
農業研修生制度の話も聞かせていただきました。現在2名の方がその制度を活用して農業を勉強されているようです。
空き家対策、道の駅の運営などもお話を聞くことが出来ました。
財政は三宅町と同じで地方交付税交付金に頼った運営ですが、とにかく村の未来につながるようにお金を上手に使っておられると感じました。
今回御杖村を訪ねて、村民の方々が自分たちの村のことを考えて自分たちがこうしよう、ああしようと積極的に村づくりに関係されているから、村が元気だという事がよく分かりました。
三宅町の元気はどこへいったのでしょう?